【コラム】虫歯が無いのに歯がしみる場合

 

冷たい物・熱い物・常温の物・甘い物、何がしみるかによって対処は違い、目に見える虫歯が無い場合、家庭でできることは(1)歯磨き粉の成分への期待、(2)歯肉マッサージ、(3)体幹のバランスを整えるバイオフィードバック療法です。今回は(1)(2)は省略し、あまり聞いたことがない(3)を説明します。
 体幹のバランスが崩れると歯がしみたり、痛みが出る場合があり、体幹を整えるだけで症状が消失することもあります。簡単な体幹の整え方は、空のペットボトルに水を3割ほど入れて頭上に乗せ、水面が水平になった状態を2分ほど維持し、頭のペットボトルを水平に保ち落とさないように歩行します。これだけで症状が消失する場合があります。歯がしみる場合にしてはいけないことは、患歯の神経を取ることです。神経を取ると症状は消失しますが、将来その歯の再治療や喪失に繋がりやすくなるので、神経を取らないで治せる医師を探すことをおすすめします。
(マイタウン 2018年3月15日号掲載)