【コラム】歯を抜いたり削ったりしてはいけない(11)
私が大学を卒業した平成3年の時に、恩師である久米川正好教授(当時の骨研究の世界トップクラスの先生)から、「そもそもインプラントは生まれつき歯がない人のために開発された物で、無理矢理に抜歯をしてインプラントにすると、患者さんに迷惑かけることになる」「骨に悪影響を及ぼす場合がある」「人工だから問題が山積みにされていて儲かるからといって、手を出してはいけない」と、研究結果を見せていただき注意を受けました。教授がおっしゃるように私もインプラントは良いことの方が少ないと思っています。永久歯は6歳頃に生えてきて、それを一生涯使わなけばならないので安易に神経を取ったり(抜髄)、抜歯をしたりしてはいけないのです。歯は1本でも失うと、体のどこかに不調が出ることもあります。
私の所では3MIX-MP法®を主体に診察を行うことで大切な歯を守っています。詳細はhttp://www.3mix-mp.com参照。
(マイタウン 2019年6月15日号掲載)