【コラム】歯の神経を取ってはいけない
歯は神経が無くなると、本来の機能を失います。破折や歯周炎の可能性も高く、約70%が再根管治療になっています。再治療を繰り返すことで将来的に抜歯になる場合があります。抜歯や神経を取る行為は外科治療なので、できるだけ避けるべきです。人間の体は大部分が水分なので、健康な歯の内部も同様に血液で満たされています。神経を取る行為は歯の内部が空洞化することなので、ペットボトル飲料を開栓することと同じなのです。新品のペットボトル飲料は簡単には潰せませんが、一度開栓したペットボトルは簡単に潰せますし、多くの人が数日経った飲み残しは捨てています。これは中に空洞ができることで菌に感染したと思っているからです。歯にも同じことが言えます。よって歯の神経を取る(抜髄)は避けるべきなのです。当院では3MIXーMP法®を主体とした治療で抜髄・抜歯・破折・炎症から歯を守っています。
(マイタウン 2020年3月15日号掲載)