インプラントの欠点

 

 多くの人は全ての歯がそろっていますが、生まれつき歯がない人もいます。インプラント(人工歯根)は、そのような人のために開発されたものです。「先天性欠損」といいますが、永久歯が生まれつき存在していません。大人になると顎と歯の大きさのバランスが崩れ乳歯が抜け落ちる可能性が高くなるため、若くして入歯を使用することにならないようにとの思いで開発されたものです。そのため、歯がある人には必要ありません。

 インプラントは、食感を楽しんだり衝撃を和らげたりする歯根膜がありません。チタン合金なのでフッ素でさびが出ます。また、保険適用ではないため経済的負担が大きい、かみ合わせが狂いやすい、電磁波の影響を受けやすい、などの欠点があります。そのため当院では、歯の保存を主体とした治療法の一つである3MIX-MP法(R)を行うことで、抜歯・抜髄を回避して、健康な食生活を送るための手助けをしています。

(MYTOWN SHINYURI 2024年7月1日号掲載)