歯の神経は取ってはならない
虫歯ができると、多くの歯科医師はその部分を予防拡大して、健康な部分も削ってしまいます。よくある症例としては、「無痛の虫歯があったので歯科を受診したら、大きく削られて、治療中はもちろん帰宅後にも痛みが出た」というものです。これは、単純に歯の削り過ぎだと思います。従来の治療法では、軟化した部分は全て取ると教育されているため、削り過ぎて痛みが出てしまいます。こうなると歯髄の保存は難航します。
当院では従来法による治療は行っておらず、大切な歯を抜歯・抜髄から守る治療法である3MIX-MP法(R)による治療を行なっているため、削り過ぎて痛みが出るようなことは起こりません。たとえ削り過ぎてからの来院であったとしても、歯髄保存に努めています。歯髄はなくなってしまうと、後々再治療となる確率が高くなります。普段からのケアと定期検診による予防で、大切な歯を守りましょう。
(MYTOWN SHINYURI 2024年9月1日号掲載)